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 丹沢山地は伊豆弧の丹沢火山島として生まれ、フィリピン海プレートの移動によって600〜500万年前に本州弧に衝突し、さらに100万年前の伊豆島(現在の伊豆半島)の衝突により、急激に隆起したものです。相模川が流れる、丹沢山地と小仏山地を境する藤野木−愛川構造線や、中津川が流れる宮ヶ瀬湖を走る牧馬−煤ヶ谷構造線は、かつてのプレート境界です。構造線とは地質構造を区切る大規模な断層を言いますが、これらの構造線は古い構造であり、一部を除いて活断層とは認定されていません。
 現在のプレート境界は丹沢山地と足柄山地を境するもので、神縄断層や国府津−松田断層にあたると考えられています。この地域は伊豆の衝突による第四紀の変動地帯で、数多くの活断層が知られています。神縄断層や国府津−松田断層では礫岩の礫が断層で食い違っているのを見ることができます。この伊豆の衝突による丹沢山地の隆起を示す証拠として、地下7kmで形成された結晶片岩や地下10kmで形成されたトーナル岩が地上に露出していること、足柄層群という丹沢山地から供給された厚い礫岩がみられること、115万年前に貫入した深成岩(石英閃緑岩)が矢倉岳に見られることなどをあげることができます。

丹沢の隆起とプレート境界
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